留学をする場合には、1年海外に滞在をした場合には、学費や滞在費、その他交通費等などで最低でも200万円はかかります。1年間頑張れば、語学が身につくであろうということはよく承知をしていますけれども、一方で、金銭的な負担は決して小さくはありません。でも、せっかくなんだから留学をして語学を上達したいということを考えれば、費用はもちろん大事だけれども、やはり勉強をしたいという気持ちは当然のことだと思います。

そういう金銭的に不安のある人には、国や行政法人、民間の金融機関などで奨学金や教育ローンがありますので、情報として知っておくと良いと思います。

奨学金の概要

奨学金については、日本政府が行うもの、独立行政法人日本学生支援機構が行うもの、地方自治体が行うもの、民間企業が行うものなどがあり、その中では給付型や貸与型があります。また、奨学金を受ける場合には、それぞれ試験があったり、面接があったりしますが、それなりの支援をしてもらえますので、検討をしてもいいと思います。奨学金として30万近く給付されるケースも有ります。

日本政府奨学金の概要
http://www.jasso.go.jp/study_j/documents/scholarshipsj_mext.pdf

独立行政法人日本学生支援機構奨学金の概要
http://www.jasso.go.jp/study_j/documents/scholarshipsj_jasso.pdf

地方自治体及び関連国際交流団体奨学金の概要
http://www.jasso.go.jp/study_j/documents/scholarshipsj_lg.pdf

民間団体奨学金の概要
http://www.jasso.go.jp/study_j/documents/scholarshipsj_lg.pdf

また、こういった奨学金の他に留学生向けの教育ローンも金融機関の方では用意をしてありますので、ご紹介をします。

教育ローンの概要

留学に関わる教育ローンは2種類あります。

  • 国の教育ローン
  • 一般金融機関の教育ローン

です。

国の教育ローンの概要

政府系の金融機関である日本政策金融公庫の「教育一般貸付」というローンがあります。簡単な概要としては

  • 最高350万円までの融資
  • 年利2.15%という固定の低利息
  • 審査をして20日後に融資を実行

というものです。政府系なので、一番融資を受けやすいかもしれません。世帯年収がそれほど高くなくても融資をしてくれることになっています。

一般的教育機関の教育ローン

一般金融機関の教育ローンも、目的が教育や留学などに決まっているので、金利も比較的に低利です。(三菱東京UFJ銀行の場合)

  • 借入期間:6ヶ月〜10年
  • 借入金額:30万円から500万円以内
  • 年利:2.75%変動金利

です。融資の審査も日本政策金融公庫に比べるとやや厳しくなりますが、一般的には問題なく融資が可能になります。殆どの金融機関で教育ローンは実施していますので、興味があれば、最寄りの金融機関や、給与振込口座にしている銀行に相談をされてみると良いでしょう。