英語は世界的な標準語となっていますし、重要な情報源であるインターネットで公開されているホームページは世界的な観点から見れば、英語がわからないと間違いなく損をしてしまうほど、多くの情報が英語で記載されています。そのため英語が使えるということは、ビジネスでも私生活でも有効と言えます。

ただ、英語は読めればいいというわけではなく、やはり言葉である以上はコミュニケーションが出来ないと英語が出来るとは言えないのですが、英語のコミュニケーションが出来るようにするためには、一番有効な手段としては留学することです。一方で英語もアメリカ英語とイギリス英語とがあり、それぞれ特徴があります。

アメリカ英語とイギリス英語の違い

アメリカ英語とイギリス英語の違いは、アメリカ英語の特徴として、イギリス英語との一番の違いは発音です。具体的にはアメリカ人はRの音を「アール」と舌を巻いたような音にする傾向がものすごく強いのですが、逆に、イギリス人はこれを音としてあまり発音しません。例えば水を英語でWaterといいますよね。これをアメリカ英語で発音すると、「ワーラー」となりますが、イギリス英語の場合には「ウォッター」と発音します。これはあまりか英語の場合は巻き舌にしてRの発音を強調しますが、イギリス英語の場合はRの音をはっきり出しません。これはアメリカ英語のように、rを発音することを「rohtic」といい、イギリス英語のようにrを発音しないことを「non-rhotic」というのですが、これらは発音などでずいぶん違いが出てきます。また、アメリカ英語ではイギリス英語に比べスペル通りの発音をしないことがあります。例えば、「t」が二つ並んだ綴りの場合、アメリカ英語ではスペル通りに発音しない場合があります。一方でイギリス英語では「t」はそのまま「t」で発音します。具体的には、野菜のレタスのスペルは、Lettuceとなりますが、アメリカ英語で発音すると「レラース」となりますが、イギリス英語の場合は、「レタス」と日本人と同じような発音をします。このような違いがアメリカ英語とイギリス英語にはあります。

アメリカ英語を学ぶ留学先

では、実際にアメリカ英語とイギリス英語ではどちらが多く使われているのかというと、歴史的な背景というものを考えると、アメリカの場合はもともと移民の国ということもあり、ワシントンがアメリカの独立宣言をしたのが1776年ですので、アメリカが国家として成立したのは250年弱です。一方でイギリスは、大英帝国として世界的に君臨しましたし、植民地なども多く抱えていたこともあって、多くの国がイギリス英語を源流として使用している国がたくさんあります。アメリカの場合ですと、モンロー主義としてヨーロッパには干渉しないということを長い間国是としており、植民地としていたのは、東南アジアのフィリピンくらいですので、イギリスほど言語的な影響はありません。アメリカ英語を使っている国というと、アメリカ本国とカナダの一部、あとはフィリピンになります。日本ではセブ島での英語留学は、留学費用が安価でリゾート気分も楽しめるということでとても人気があります。

イギリス英語を学ぶ留学先

一方でイギリス英語の方は、大英帝国に含まれている国であれば、ほとんどの国で学ぶことが出来ます。大英帝国のは広範囲に及びますので、すべての国を紹介するのは難しくなりますが、イギリス以外にはオーストラリア、ニュージーランドなどはイギリス英語を学ぶことが出来ます。最近人気が高いのはイタリアの南にあるマルタ共和国です。マルタ共和国はもともとイギリスが統治していたこともあり、英語が公用語になっていますし、生活面で北にイタリアがあり、西には北アフリカのチュニジアやリビアなどがあり、独特の文化を醸し出しています。また、他のEU諸国と比べても治安も良く、物価も安いということもあり、マルタ共和国に留学する人がここ数年増えてきています。